2006年3月11日 the L wordサイン会 フォトレポート
去る2006年3月11日、世界初のレズビアンを中心にすえたテレビドラマ「L word」のオフィシャルブックの発売を記念して、サイン会が開かれました。
場所は、ロサンゼルスの二丁目とでも言うべきウェストハリウッドの有名な書店BOOK SOUP。ちなみに、ウェストハリウッド市は、ハリウッド市とビバリーヒルズ市に囲まれた小さい市であり、人口の3分の1がゲイ!また、ウェストハリウッド市では同性同士のパートナーシップを認めており、単なる盛り場や遊びスポットというにとどまらず、ゲイの生活の場として有名です。
さて、そんな地域に位置するBOOK SOUP。映画のハリウッドに近いということもあり、アート、メディア系の書物が充実している。マドンナ、ウィノナライダーを初めとするセレブリティが頻繁に訪れることでも有名。
書店の前には、L wordファンによる長打の列が出来ています!
ためしに書店の中にに入ってみると…
すでにL wordの本は売切れていることが判明。 撮影にいそしんでいると…!
目の前を見覚えのある顔が、通り抜けます。
おお!あれは・・・?跡をつけていくと、サイン会会場に到着!
わああーー!!!!ホンモノのアリスだ!
ヘレナだぁー!!!!(スタッフ興奮!)
当日来ていたのは以下の5人
Rachel Shelley(Helena)
Leisha Hailey(Alice)
Ilene Chaiken(Producer)
Mia Kirshner(Jenny)
Alexandra Hedison(Dylan Moreland)
予定では、キャストの中でも特に高い人気を誇るShane役のKatherine Moennigが来店予定だったのですが、なぜか見当たらず…。残念
かわりにゲスト出演しているDylan役のAlexandra Hedison(通称アレックス)が来ていたのですね。
たしかに彼女も、ショートカットでキャラクター的にはシェーンとかぶる部分もあるのですが・・・ちょっぴり残念!
他の出演者などの情報もあります。コチラからどうぞ!
発売されたばかりのオフィシャルブック「The L Word: Welcome to our Planet」を手にしたファンに1人1人サインをしていきます。

写真撮影などをしていく人もいて、かなりフレンドリーな雰囲気。
途中で、ミアとアレックスが、ファンの本にコーヒーをこぼしてしまった!

あわててふき取る2人。
ちょっとシミが残ってしまったのですが、そのミアが優しくキス!
続いてアレックスも、キス。
「単なるサイン本より価値がついたんじゃない?」と優しくフォローしていました!
こぼされてしまったファンも、コーヒーのシミに怒るどころか、キャストの優しさに感激していました。
Maxがいたらアジアンドラッグのナベシャツを手渡そうと思っていましたが、残念ながら対面ならず。
日本を訪れたばかりだというアリス役のLeisha Hailey。とてもフレンドリーにファンに声をかけていました。

L wordは、ほとんど全員がレズビアン・バイセクシャルという設定のドラマのため、出演者自身のセクシャリティが実際がどうなのか?と取りざたされることがあります。中には、自分がストレートであることを告白しているキャストもいますが、アリス役のLeisha Haileyのようにゲイであうことをカムアウトしているキャストもいます。
Dylan役のAlexandra Hedisonもゲイであることを公言しています(彼女はEllen DeGeneresの元彼女であることでも有名)
★アットホームな雰囲気の理由
この日のサイン会はドラマL wordオフィシャルブックのプロモーションとして開催されたものです。ですが、それ以外にも、レズビアンたちが、カムアウトして活躍しているキャストたち、そして、レズビアンを扱っているドラマをサポートするために集まった集会のような印象を受けました。
キャストは全員とてもフレンドリーだったのですが、特に、レイシャとアレックスが一番、ファンに対してフレンドリーに、オープンに接していているように見えました。それは、ドラマをサポートしてくれていることの感謝の他にも、セクシャルマイノリティーとしての連帯感をファンと共有しているからなのかなぁ…とちょっと思ったり…。
1人のファンがキャストに対して「このドラマのおかげで、自分がレズビアンであるということにプライドを持てたの!」と興奮気味に話していたのが印象的でした。
・・・とはいっても、L wordの真の素晴らしさは、レズビアン・コミュニティーだけにとどまらず、本当にドラマとしてのおもしろさが評価されているところにあるような気がいたします。人気ドラマセックスアンドザシティが好きな人などにも人気が高いようです。セックスについて女性があけすけとも思えるほど率直に本音を語り、リアリティを感じさせる点が共通しているのでしょうか?
★アメリカで耳にしたドラマL wordの評判は・・・?
さて、ここで、アメリカで耳にしたLワードに対するさまざまな感想を集めてみました。このテレビドラマがレズビアンコミュニティーのみならずさまざまな層の視聴者から支持されていることがよくわかります。
★27歳女性(ストレート)の感想: Lワードはほんとうにいいドラマね!毎回楽しみにしているわ!前うちのレストランにL wordのディレクターが食べに来ていたのよ!今は、サンタモニカに移動しちゃったみたいだけど・・・今度ディレクター陣に「シェーンをもっと出して!」ってお願いしようかしら^^。
★22歳女性(バイセクシャル)の感想: 前からずっとみたかったの!でも「Showtime(注:Lワードを放映している有料TV局です)」ってケーブルTVに加入していないと見れないでしょ。だから誰か友達で加盟している人がいないかなってずっと探していたんだけど、今回機会があってやっと見ることができて本当に幸せ♪実はオンデマンドでも配信してるんだよね。だから例え見逃しても、自分の都合のいい時間に好きな回を見ることができるのが、ケーブルテレビのいいところよね!
途中からしか見ていないから、LワードのDVDを買って、もう一度ファーストシーズンの最初から見直すわ!
★22歳男性(ストレート)の感想: レズビアンの世界ってこんなに閉鎖的なの?こんなに誰かと誰かがつながっていてドラマがたくさん起きているのがイマイチリアルさに欠ける気がするんだけど。。本当のところはどうなんだろう? ★26歳女性(レズビアン)の感想: L wordはリアルな世界を描いていて、すごくシンパシーを感じるわ!実際、L wordで描かれる問題でまさに悩んでいる友達がいっぱいいるもの。結婚できないことで感じる不自由とか家族の関係とかね・・・このドラマで、みんなにレズビアンの抱えてる問題とかをわかってもらえたら嬉しいわ、
でも、みんなちょっとファッショナブルすぎるわね、実際のレズビアンにもL wordの出演者みたいな人が増えて欲しいわ。
レズビアンを扱ったテレビドラマでありながら、レズビアン以外の試聴層にも広く支持されているのがL wordの面白さであり、魅力なのかもしれません…
今回のサイン会は、この本の発売記念です。
Ker!
a Bolonik Ilene Chaiken Fireside (2006/03/07)
DVDもオススメします。
DVD Season 1
(2004/11/09)
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