海外バーめぐりの心得 1「どうやってバーを探す?」
もちろん、アジアンドラッグのページ(ここだ)に情報が載っていたり、現地に詳しい友人がいて連れて行ってくれる場合は一番簡単だけど、そのようなコネがない場合は、自力で情報を手に入れなくてはいけない。旅慣れている人は、こんなコーナーを見なくても一人でなんとかできるだろうけど、初めて海外に行く!とかでそんなノウハウを知らない人も多いだろう。ここでは、そんな海外旅行初心者でもクィアな旅が楽しめるようなちょっとした情報やコツなどを伝授しよう!
バーを探す方法は大きく分けて以下のとおり。
1ガイドブック
2インターネット
3現地のフリーペーパー
4足で探す
まず、1のガイドブック。
王道といえば王道、そして一番確実で簡単な方法と言えるだろう。
最近出版されているガイドブックには、ゲイ・レズビアン向けの情報が載っていることが多い。目次に載っていなくても、「ナイトライフ」や「クラブ&バー」のコーナーに「夜はゲイが集まることでも有名」などと一言添えられていたりする。手がかりを見逃さぬよう熟読しよう。 もし、日本語のガイドブックで情報がない場合、現地で英語などで書かれたガイドブックをチェックすることをオススメする。たいていゲイ・レズビアン向けの情報があるはずだ。日本のレズビアンバーに訪れる外国人はそのほとんどがガイドブックによって情報を得ているようである。
現代の便利さを最大限に享受したいなら、なんといっても2のインターネットを使わぬ手はないだろう。ヤフーなどで検索しまくることで、あなたの検索力は大幅にアップすることだろう。
また、ある程度バーのリストなどがまとめてあるサイトは重宝する。
たとえば、http://www.utopia-asia.com/ このサイトはアジア全域のゲイ&レズビアンの情報が幅広く網羅されていてとても便利である。香港、中国、韓国、マレーシア、インドネシア…アジア各地に行く方はぜひチェックしてほしいサイトだ。
他にも、都市ごとにゲイ&レズビアンシーンの情報をまとめたサイトなどが散見されるので、探してみてほしい。
ちょっと変わった方法として、
http://www.gay.com
http://www.fridae.com
などのコミュニティサイトで現地の友達を作ってしまい、彼らに案内してもらうというのがある。一番面白いバー、オススメのイベントなどは、やはり現地の友達に連れて行ってもらうのが一番心強い。この方法だと、あらかじめ友達ができるので心強いし、旅行も数倍楽しくなるだろう。ぜひ、「いつからいつまで滞在するので、バーに連れて行ってください」というメッセージをポストしてみてほしい。
もし、何の準備もなく現地に飛んでしまったならば、次は3フリーペーパーなど現地のメディアを探そう。フリーペーパーとは日本でも最近盛んなHOTPEPPERみたいなもので、新聞や雑誌に似ているが、路上で無料で配られている。たいてい、その都市のタウン情報や広告やイベント情報などがぎっしり詰まっているので、まずは一部手にいれてざっと目を通してほしい。ゲイイベントやバーの情報が見つかるかもしれない。
あてがないようで、一番確実なのは4足で探すことだったりする。
日本の二丁目のようにゲイエリアが固まっているのは珍しいことで、外国のゲイバーはノンケの盛り場の中にまぎれていることが多いので、にぎやかな場所、若者が多い場所などをうろついていると、思っているより簡単にバーに行き着くことができる。実際「町を歩いていたら自然とレインボーフラッグのある場所に着いた!」という体験は結構多い。
ポイントは「レインボーフラッグ」たとえばアメリカではゲイスポットには大抵セクシュアルマイノリティのシンボルであるレインボーフラッグや、ステッカーが貼ってある。
もしそこがレズビアンバーじゃなくても、ゲイバーであれば、フレンドリーそうなお客さんか、店員さんをつかまえて「レズビアン向けの店はどこ?」と聞けばきっと役立つ情報を得ることができるだろう。道を聞くときは、くれぐれも礼儀正しくフレンドリーに。そして、レズビアン向けの店を訪ねたいならばはっきり「lesbian bar」と言おう。レディースバー、ウィメンズバーや、ガールズオンリーの店、というあいまいな聞き方では正しく意図が伝わらない時があるかもしれない。実際、ゲイストリートのゲイバーで「bars only for girls」を尋ねたところ、女の子がいっぱいいる店(キャバクラみたいな…)に案内されたということもある。
次回は、海外で危険な目にあわないように、バーやクラブでの最低限の心得について、お伝えする。
See you!! |